うるおい漆展2021にて昨年度に続き京都府知事賞(1位)をいただきました。
2020年以降、私達は大切に想う人達にもた易く会うことが難しい状況を経験している。
そこで私は、手紙をしたためそれを入れて贈るカプセル=文筒を再び作ろうと思った。これは2017年に作ったものである。作業を進めるうちに私の手の中でそれらは飛躍し、もはや永遠に会うことのできない人達に想いを馳せるようになった。彼らの不在を想う。そして言葉を書き留めてみる。このメッセージを文筒に封印する。漆という素材は時空を超えられるような不思議な佇まいだ。届けてくれるんじゃないだろうか。そんな魔法のようなカプセルがあればいい。
message capsule/2017→magical capsule/2021
こちらの展示の時のみ上のコンセプトでmagical capsuleというタイトルにしてみたのですが、そうしたら子ども達に「マジカルカプセルって笑、プリキュア?」と笑われてしまいました💦